それでも私は「CS不要」を言い続ける…実にくだらん、バカげてる。即刻廃止でいいくらい
就任1年目でリーグ優勝を決めた際の、阪神・藤川球児監督の言葉が印象的だった。
「この143試合っていうのは、ペナントレースという競技でして。ペナントを取る、その1チームだけがチャンピオンですから。我々がリーグチャンピオンです」
これなのだ。6カ月超にわたる、いや、2月の春季キャンプから始まる長い戦いを制した価値、重みを端的に表した。その後のクライマックスシリーズ(CS)を「秋の大運動会」と表現するなど皮肉が効いていた。
そのCSのあり方を巡る議論がNPBと12球団の理事会・実行委員会で始まった。今季のセ・リーグは阪神が2位のDeNAに13ゲームの大差をつけて独走。ファンの間からも「CS不要論」が巻き起こったことを受けてのことだ。
さっそく、勝率やゲーム差によって優勝球団のアドバンテージを1勝から2勝に増やすとか、5勝制にして下克上のハードルを上げるとか、勝率5割未満のチームが進出した場合には試合形式を変えるなどの意見が出ているようだが、



















