リーディングボードを“無視” 女子プロに広がる意識「自身との闘い」に思うこと
菅楓華が台湾女子プロゴルフ協会との共催で行われた新規大会「台湾ホンハイレディース」の初代チャンピオンに輝き、ツアー2勝目を挙げました。大会期間中は現地特有の強い風にほとんどの選手が翻弄される中、ただ一人アンダーパーをマークする優勝スコア5アンダーは2位と6打差の圧勝でした。
直前の開幕戦「ダイキンオーキッド」では風の強かった3日目に集中できない表情が見て取れ6位に終わりましたが、沖縄での教訓が台湾で生かされたのかもしれません。
また、大会はトップ4の5選手を日本勢が占め、JLPGAツアーのレベルの高さを証明してくれました。
菅といえばコンディションが悪くなると強さを発揮するイメージがあります。初優勝だった昨年の「ミヤギテレビ杯」も強風が吹き荒れ、耐えるゴルフに徹して勝利を引き寄せました。
耐えるゴルフといってもプレー内容によって違います。ショットがビタビタ寄ってもパターが入らずにスコアを伸ばせないケースや、ショットはバラバラでもアプローチとパターでスコアを落とさないケースもある。いずれもスコアが伸びなくても諦めずに、簡単に崩れないしぶとさを指す言葉だと思います。菅は台湾で、「コースと向き合うことだけ考えた」と振り返りました。ゴルフは昔からコースとの闘いといわれますが、同じフィールドで戦うライバルのスコアも気になり、容易ではありません。
気象条件やピン位置のセッティングに対してショットごとに戦略を考える。プランを立てても瞬時に対応できる技術がなければコースと向き合うことはできません。
ただ、今の時代はクラブやボールが進化しており、意図してボールにサイドスピンをかけて風と喧嘩させる必要もなく、吹きあがらないストレートな重い球が有効になっています。パーシモンヘッドと糸巻きボールの場合と違い小細工が必要なく、昔と比べてコース攻略がシンプルになっているのは確かです。
最近は女子プロから競う相手との勝負ではなく自身との闘いというコメントをよく聞きます。だからリーディングボードを見ないでプレーする女子プロが多い。自分のベストを尽くしてその結果が優勝でも2位でも素直に受け入れるというメンタルトレーニングが広まっているからでしょう。
しかし、
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