“地味サッカー”パラグアイvs“火薬庫”トルコ 両国の特徴をざっくり紹介【日本時間20日正午キックオフ】

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パラグアイ

 日本時間20日正午、D組でパラグアイとトルコが対戦する。堅守を武器に接戦をものにしてきた南米の曲者と、国内サッカー界の混乱を抱えながら「歴代最強」とも評されるトルコは、どのようなチームなのか。その特徴を紹介する。

  ◇  ◇  ◇

 南米で最も地味に予選を勝ち抜いた。

 2024年8月に始動したアルファロ体制でまず整えたのは守備の秩序だった。敵地では耐えて勝ち点を拾い、ホームではブラジル、アルゼンチン、ウルグアイとの接戦をものにした。最終成績は7勝4敗7分け、18試合で14得点10失点。7勝のうち6勝が1点差で、7分けのうち5試合は0-0。4敗もすべて0-1だった。3得点以上を奪った試合は一度もない。いまのパラグアイは、華やかさより再現性で勝負するチームといえる。

 堅守の中から、わずかなチャンスを仕留める存在が22歳のFWフリオ・エンシソだ。予選ではボリビア戦の後半ロスタイムに同点弾、コロンビア戦で同点弾、ウルグアイ戦ではPK弾と、要所で結果を残している。

 耐えて、耐えて、最後にエンシソが仕留める。そんな勝ち筋があるからこそ、当たる側にとっては極めて厄介なチームであることは間違いない。

・過去最高 8強
・前回大会 予選敗退
・予選成績 南米予選6位7勝4敗7分

トルコ

 トルコは、参加国の中でもとりわけ危うさをはらんでいる。問題は戦力ではなく、国内サッカー界を覆う混乱だ。

 サポーターの熱量は世界屈指だが、そのエネルギーが暴走することも珍しくない。前回W杯以降も、国内リーグではサポーターがピッチに乱入し、選手を巻き込んだ大乱闘に発展。クラブの前会長が主審を殴るという前代未聞の事件まで起きた。

 さらに深刻なのが、昨年暮れに浮上した大規模な八百長疑惑だ。名門クラブの選手だけでなく、現役審判570人以上に関与の疑いが報じられ、逮捕者も出る未曽有のスキャンダルとなった。

 そんな混乱の中、トルコは今年3月にW杯切符を獲得。久々の大舞台だけに、代表にかかる期待は大きい。2002年大会3位を超える「歴代最強メンバー」と持ち上げる声もある。快進撃なら国内サッカー界を覆う暗い空気を一掃できるが、期待外れに終われば反動も怖い。熱狂は力になるのか、それとも──。

・過去最高 3位
・前回大会 予選敗退
・予選成績 欧州予選プレーオフC組 6勝1敗1分

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