王座奪還を狙うフランスvsアフリカの雄セネガル…雪辱を期す両国を紹介【日本時間17日朝4時キックオフ】

公開日: 更新日:

セネガル

 波乱に満ちた代表ロードだった。

 昨年末から今年にかけて開催されたアフリカ選手権。決勝は両チーム無得点のまま迎えた後半アディショナルタイムでモロッコがPKを獲得した。これを不服としたセネガルのティアウ監督がロッカールームへ引き揚げるよう選手に指示。試合は一時中断の末に再開され、延長戦でセネガルがゴールを決めて優勝した。しかしその2カ月後、セネガルチームの一時退場が「棄権」とみなされ、王座を剥奪された。

 さらに、ティアウ監督は罰金10万ドルと5試合の出場停止。エンディアイエとサールには2試合の出場停止処分が下された。W杯には影響はないとはいえ、後味の悪い結末となった。

 プライドを傷つけられた「テランガのライオン」は雪辱に燃える。アフリカ予選は無敗で突破。首位通過を果たし、3大会連続の出場を決めた。

 特筆すべきは守備力の高さ。予選では10試合で3失点という鉄壁ぶりを見せた。守備網の最終ラインに立ちはだかるのはキャプテンのクリバリ。守りの安定感から「ザ・ウォール(巨大な壁)」と呼ばれる。4月に所属するアルヒラルで練習中に太ももを負傷。5月に入っても戦列に復帰していないことが不安視されている。

 4年前のカタール大会ではイングランドに敗れ、ベスト16で散った。ティアウ監督は02年日韓大会で過去最高成績となる8強進出に貢献したメンバーのひとり。そのベスト8超えを狙う。

・過去最高 8強
・前回大会 16強
・予選成績 アフリカ予選B組1位 7勝3分

■キーマン:サディオ・マネ

 16年から7年間にわたって在籍したリバプールで活躍。「セネガルの誇り」の異名をとる。プレミアリーグのセネガル国籍選手で歴代最多得点記録保持者。アフリカ予選でもチーム最多の5得点を挙げた。

 注目はその実力だけでなく、チームをまとめるリーダーシップ。アフリカ選手権決勝の騒動ではロッカーへ引き揚げた仲間をピッチに呼び戻し、精神的支柱としての存在感を知らしめた。敬愛するのは元ブラジル代表のロナウジーニョ。サウサンプトン時代にチームメートだった吉田麻也と親交が深い。前回大会は代表に選ばれながらケガの影響で欠場。4年前の借りを返す時が来た。

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