大谷翔平「投手復帰」へ急ピッチ調整の落とし穴…左膝を守る“突貫工事”が右肘に悪影響の懸念
投手復帰へ急ピッチの調整が進んでいる。
大谷翔平(32=ドジャース)が日本時間23日、本拠地でのパイレーツ戦の試合前にライブBPに登板した。
ライブBPとは実戦形式の打撃練習のこと。この日は首の炎症で負傷者リスト(IL)入りしている正捕手のスミス(31)と6打席対戦、約30球を投げ、1安打1四球だった。
24日のパ軍戦を前に会見したロバーツ監督は26日からのアトランタ遠征中にブルペン入りし「(その後は)ライブBPまたは試合で投げることになるだろう」と明かした。
MLB公式ホームページは「9月1~9日に本拠地のカージナルス、ナショナルズ、レッズとの9連戦が復帰登板になる可能性がある」と報じた。
大谷は今月9日、17日ぶりにキャッチボールを再開。それから2週間後にライブBPに登板して、9月上旬には実戦で投げるかもしれない。10月のプレーオフで投手としても活躍するのが目標とはいえ、いくらなんでも急ぎ過ぎじゃないか。
2度目の手術明けだった昨年は、6月17日に1イニングの実戦登板からスタートし、初めて5イニングを投げたのは8月28日。9月に3試合投げてプレーオフに間に合った。とはいえ、実戦復帰から先発の役割を果たすまで2カ月半近くを要した。
大谷はドジャースのポストシーズンの先発について「4枚目以降はわからない状態」と言っている。自分はつまりスクーバル(29)、スネル(33)、山本(28)に続く4人目の先発を目指すということだ。先発としての復帰が実現するかはともかく、そのためには少しでも早く実戦で投げたい。「数日以内に試合で投げる」と言い出しかねないのだ。
膝への負担を減らすために投球フォームまで変えた
ロバーツ監督は痛めていた左膝に関して、「もう過去のものと思っている」「着地したときに(体が)閉じている状態から、少し開くようにしたことで膝への負担は軽減された」と言う。
膝への負担を減らすために投球フォームまで変えたというのだが、ア・リーグのスカウトはこう言った。
「大谷は今季、投球フォームを改善した。投げるときに体が三塁方向にブレていた昨年までのフォームを改良、体重を本塁に向けて真っすぐに移動してエネルギーが効率良く指先に伝わるようにした。だが、5月中旬くらいから、たまに昨年までのフォームで投げるようになった。その方が踏み出す左膝への負担が軽減され、スイーパーが大きく真横に曲がるからです。今回はその昨年までのフォームに戻すということだと思いますけど、膝への負担が減る半面、三塁方向にブレた体を元に戻す際に肩肘にかかる負荷は増す。左膝を守り、プレーオフに間に合わせるための突貫工事が、右上腕の違和感につながる肘にダメージを与える可能性もある」
投手復帰に向けた急ピッチ調整が波紋を呼ぶかもしれないというのだ。
その大谷は24日のパ軍戦は3打数無安打。2戦連続無安打に終わったが、一回に四球で出塁すると二盗を決め、フリーマンの安打で三進。ベッツの併殺打の間に先制のホームを踏んだ。
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そんな大谷だが、 メジャーでもトップクラスだった走力の数値が今季は低下している。いったいどのくらい悪化しているのか。●関連記事 【もっと読む】大谷翔平に「脚力の衰え」ハッキリ では、それらについて詳しく報じている。


















