「寝つけない、集中できない」夏バテと勘違いし症状悪化も…“夏季うつ”から身を守る3つの方法
連日の猛暑で、なかなか寝つけない夜を過ごしていたD男さん(48歳)。朝からからだが重く、出勤後も集中力が続かない。食欲の低下も感じたが「夏バテだろう」と深刻には考えていなかった。
しかし、休んでも疲れが取れず、最近では好きだった趣味も楽しめない。職場では些細なミスでイライラし、周りに指摘されると必要以上に落ち込むようになった。
不調が2週間以上続いたため不安に思い医療機関を受診したところ、医師から「夏季うつ」の可能性を指摘されたのだ。
■「夏季うつ」と「夏バテ」との類似点
特定の季節に抑うつ症状を繰り返す「季節性感情障害」のひとつが夏季うつである。秋から冬にかけ日照時間が減少すると同時に発症する冬季うつよりは少ないものの、夏に気分の落ち込みや意欲低下が目立つ人もいる。
夏季うつの原因は暑さによる体力の消耗の他、寝苦しさによる睡眠不足、食欲低下、生活リズムの乱れによる自律神経の乱れであるといわれている。不眠や食欲低下、体重減少、焦りやイライラが強くなるという症状があらわれることが多い。
夏バテと夏季うつは、食欲の低下や睡眠不足などの症状が共通している。一方で、気分の落ち込みや自責、集中力の低下などは単なる夏バテではなく、うつ状態を含む心の不調を疑う必要がある。
夏季うつの症状を夏バテだと勘違いし「暑いから仕方ない」と我慢を続けると、不調が長引く恐れがある。夏季うつを放置すると、慢性的なうつ病や適応障害に陥るかもしれない。いつもと違う状態が2週間以上続いたり仕事や日常生活に支障が出ていたりする場合は、要注意だ。


















