まだまだ暑い!酷暑を意識から追い出すミステリー本特集(2)「能面検事の挫折」中山七里著

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 酷暑で脳みそがとろけそうな時はショック療法がオススメ。ミステリーを読んで、作者が仕掛けた罠や見え隠れする手がかりを読み解いていると、脳みそがシャキッとするかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

「能面検事の挫折」中山七里著

 2014年2月、池袋駅西口でRVが6人をはね、1人が死亡するという暴走事故が発生した。運転していた男の死体から覚醒剤が検出される。若年層の不法薬物使用による事件が頻発していたことから、捜査は危険運転から覚醒剤使用と入手経路に変更された。

 捜査線上にあがった高橋勝次が元締だと睨んだところ、高橋の恋人の喜多島加奈子からDVの被害届が出ていたため、逮捕に踏み切った。東京地検の不破俊太郎が取り調べを担当したが、加奈子は口を閉ざす。

 その後、加奈子は誘拐され、溺死体で発見された。加奈子の弁護士が現れ、高橋に加奈子の居所を教えたのではないかと、不破を責めた。それは悪名の高い御子柴礼司だった。

「能面検事」が因縁のある弁護士と対決する検察ミステリー。 (光文社 1870円)

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