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重道武司
経済ジャーナリスト
1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

ホンダがスズキとダイハツに抜かれ国内4位に転落…半導体不足が影響

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挽回なるか(C)日刊ゲンダイ

 そんな中、ほぼ足踏み状態で終わったのがホンダとマツダ。それぞれ約31.5万台、9万台余と同1%前後の回復にとどまった。なかでもホンダは登録車が約13.4万台と1割を超える前年割れ。スズキとダイハツに抜かれてシェアを前年の2位から4位にまで落とした。ホンダのシェアが4位以下となるのは東日本大震災による「供給網の寸断で減産を強いられた」(関係者)11年以来、10年ぶりだという。

■半導体不足が影響

「バスに乗り遅れた」(事情通)形となった最大の要因は半導体不足だ。2月と5月に三重・鈴鹿製作所が一時停止を余儀なくされて生産が滞り、納品が遅延。なかには1年近くも納車を待たされるモデルもあって消費者が購入を諦めるなど「販売機会のロスにつながった」(都内販社幹部)。


 下期以降も半導体不足の解消は見通せない。エレクトロニクス業界関係者の間では「スマホやパソコン向けの需要増もあり、来年半ばまで需給逼迫が続く」との見方も少なくない。加えて1年間で30円前後も値上がりするなどガソリン価格の高騰も国内新車市場にとっては「足かせ」(日産自動車幹部)。本格回復への道筋は見えていない。

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