「青い薬」フレデリック・ペータース著、原正人訳

公開日:  更新日:

<HIV感染者に恋した男の葛藤を描くBD>

 スイス生まれの著者がHIVに感染した女性と恋して葛藤する男の姿を描いた自伝的BD(バンド・デシネ=フランス語圏マンガ)。タイトルの青い薬とは、感染者が一生飲み続けなければならない抗HIV薬のことだ。

 主人公のフレッドは、19歳のときに友人の親が所有する別荘でその女性・カティと出会い、白いTシャツだけでプールに飛び込み、シャンパンを飲みながら「しかも洗練を失っていない」その存在に魅せられる。

 数年後に会ったときには、彼女は結婚して1児の母となっていた。そして、再び時が経ち、友人宅のパーティーで再会した彼女と初めて親しく会話を交わしたフレッドは、カティが離婚したことを知る。その後、交際を始めた2人だが、ある日、彼女から病気のことを打ち明けられたフレッドは、頼もしい男を演じながらもうろたえてしまう。それでも、彼は立ち去ろうとするカティを引き留め、その夜、初めてベッドを共にする。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  2. 2

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  3. 3

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  4. 4

    19歳ガングロで起業し注目「ギャル社長」藤田志穂さんは今

  5. 5

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  6. 6

    高校68本塁打 早実野村プロ入り決意の裏にソフトB王会長

  7. 7

    大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌

  8. 8

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  9. 9

    「黄昏流星群」も フジドラマ放送前に打ち上げ続々のワケ

  10. 10

    “猫の目”打線にも順応 ソフトB中村は打順を選ばぬ仕事人

もっと見る