『医者とおかんの「社会毒」研究』内海聡氏

公開日: 更新日:

<「身の回りの“社会毒”の危険性と、それをなくす方法を書きました」>

 ワクチンや食品添加物、人工甘味料、遺伝子組み換え食品、農薬など、自然界には存在せず以前は人間の体に入ることはなかった、数々の人工物質。著者が「社会毒」と名付けるこれらのものはその危険性が指摘されながらも生活の隅々まで浸透し、多くの大人たちは「気にしても仕方ない」と諦観している現実がある。
「もともと社会のために何かしようと思っていたわけではありません。ただ、娘が生まれてから、オレが先に死ぬのにこのままじゃやばいだろう、と思うようになり、少しでも多くの人に危険性に気づいてほしくて本書を書きました」

 前著「医学不要論」で医療業界のからくりを辛辣に告発した著者だが、本書では、食に限らず、私たちが「当たり前のもの」として受け入れてきた予防接種やフッ素、電子レンジなどにまで及び、めんどぅーさ氏の4コマ漫画も加えて、「社会毒」への対処法をわかりやすく説いている。

「私は関西人なのであまり金をかけない主義。ジャンクフードを食べない、電子レンジを使わない、加工品を避けるなど、どの家庭でも実行できる簡単な引き算の対策ばかりです。調味料など、厳選する数もわずかなので生活に取り入れやすいでしょう」

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘