『「粗食」のきほん』佐藤初女、幕内秀夫、冨田ただすけ著

公開日: 更新日:

 食事と命と健康をテーマに活動する、世代の異なる3人の著者による、和食を見直すための本。日本で伝統的に食べられてきた“普通の食事”とは何かについて対談しながら、旬の食材を使ったご飯や汁物のレシピを紹介していく。

 近頃、ご飯がダイエットの大敵という風潮があるが、本当はご飯と汁物さえきちんと料理して食べていれば、健康を維持することは決して難しくないと著者たちは言う。これからの季節なら、ゴボウやニンジンなどの根菜をたっぷり入れた「冬のかやくご飯」や、大根の葉と里芋を入れて炊き上げる「さといもご飯」がおすすめ。よもぎ麩と大根、ニンジンの味噌汁、ホウレン草と落とし卵の味噌汁、サケのかす汁なども組み合わせて作ってみたい。
(ブックマン社 1400円)

【連載】気になる新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発