『「粗食」のきほん』佐藤初女、幕内秀夫、冨田ただすけ著

公開日: 更新日:

 食事と命と健康をテーマに活動する、世代の異なる3人の著者による、和食を見直すための本。日本で伝統的に食べられてきた“普通の食事”とは何かについて対談しながら、旬の食材を使ったご飯や汁物のレシピを紹介していく。

 近頃、ご飯がダイエットの大敵という風潮があるが、本当はご飯と汁物さえきちんと料理して食べていれば、健康を維持することは決して難しくないと著者たちは言う。これからの季節なら、ゴボウやニンジンなどの根菜をたっぷり入れた「冬のかやくご飯」や、大根の葉と里芋を入れて炊き上げる「さといもご飯」がおすすめ。よもぎ麩と大根、ニンジンの味噌汁、ホウレン草と落とし卵の味噌汁、サケのかす汁なども組み合わせて作ってみたい。
(ブックマン社 1400円)

【連載】気になる新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった