「ぼちぼち養生法」田辺泰登著

公開日: 更新日:

 健康で長生きしたいからといって、あれはダメ、これもダメとがんじがらめの生活を送っていては、ストレスがたまってかえってよくない。本書では、訪問診療などで高齢者の健康維持に関わる著者が、頑張り過ぎない健康法を伝授する。

 肥満は万病のもとといわれるが、無理な食事制限を続けることは心身の健康を害す原因にもなる。そこで著者が勧めるのは、おかずではなくご飯を中心とした食事法だ。ご飯に含まれるでんぷんには、複合糖質という食物繊維が多く含まれており、消化に時間がかかり、満腹感が持続して脂肪の吸収も抑制するのだという。

 ご飯には野菜たっぷりの汁物を組み合わせるようにして、2食は腹八分目にすれば、あとの1食は腹いっぱい食べてもいいそうだ。
(現代書林 1300円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」