『なぜ僕は「炎上」を恐れないのか』イケダハヤト著

公開日: 更新日:

■「生意気な若者を叩いて、“フツーの人”にしたら未来はありません」

 年500万円稼ぐプロブロガーである著者が、人の目を気にして本音を言えない現状に、さわやかな「喝」を食らわす。
「僕らから下の世代は、フェイスブックやラインで『いいね!』ボタンを押して相手に合わせるのがコミュニケーションになっています。共感してほしい、自分をわかってほしい、人のこともわかってあげたいと思うあまり、自分を偽り、曲げて、その結果つらくなり疲れてしまう。それが、今の日本の圧迫感、閉塞感につながっていると思います」

 職場や学校で他の人に批判され集中砲火を浴びたとき、ネットで炎上したとき、どうしたらいいのか。
「誹謗(ひぼう)中傷を苦に自殺するというのは、僕には肌感覚でわかります。いじめと同じ構造ですからね」

■年500万円稼ぐプロブロガー

 本書では、臆病でシャイだったイケダ氏が、小・中・高校生時代で独自のキャラをつくって自分の居場所を確立し、大学受験に成功する創意工夫を紹介しながら、どうやって「強い心」をつくるかを示す。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ