「なぜいくら腹筋しても腹が凹まないのか」中野ジェームス修一著

公開日: 更新日:

 卓球福原愛選手のパーソナルトレーナーも務める著者は、いくら腹筋運動をしても腹はへこまないと断言する。

 たとえば、脚を動かすときは脚の筋肉にエネルギーが送られるが、これは全身から少しずつ脂肪が溶け出し、酸素と結びついた脂肪酸が脚の筋肉に集結することで発生する。つまり、動かす部位の脂肪が優先的に消費されるわけではなく、腹筋をしても腹だけがへこむことはないのだ。

 ただし、筋肉を動かすと基礎代謝が上がり、脂肪は燃焼される。このとき、腹筋という狭い範囲の筋肉ではなく、大腿(だいたい)筋や大臀(だいでん)筋など下半身の大きな筋肉を動かした方が効率的に腹がへこむのだという。下半身のトレーニング法も写真付きで解説。目からウロコのダイエットバイブルだ。(幻冬舎 800円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲