「男子の貞操」坂爪真吾氏

公開日: 更新日:

 著者は性に関する罪悪感や偏見をなくすために、さまざまな活動をしている。その中でも斬新なのが、童貞向け通信講座だ。

「『ヴァージン・アカデミア』では童貞を卒業するためのセクシュアルリテラシーを学べます。セックスを特別視せず、相手との豊かな性生活を自分でつくり上げることが目的です。また、裸婦を素描するヌードデッサン会もあります。裸を性的にとらえるのではなく、人間の個性や魅力を学ぶ機会にするのです。巨乳、ロリ顔などの記号やファンタジーで興奮をあおられてきた男子はデッサンを通して、生身の女性を『血の通った生命』ととらえるようになります」

 性交未経験者の高齢化や未婚率増加の背景を、今こそ男子が真剣に考えるべきだという。

「実はこの本で意図的に避けた言葉が『愛』です。愛という言葉は曖昧なくせに崇高にとらえられる弊害がありますから。男子が自己完結せず、自らの言葉で性を語れるようになるための教科書として書きました」

(筑摩書房 800円)


【連載】著者インタビュー

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体