冬は酒場、冬こそ居酒屋編

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 なぜか夢の中の渡氏はスッポンポンであおむけに寝ている。傍らに寄り添う友人のGさんが、おもむろに渡氏の股間をまさぐり、なんといとおしそうに如意棒を口に含む。すると渡氏、うめき声をあげ「ああ~、生き返りそう」と言う。なぎらさんは「あれれ、生き返るのかい?」と思い「頑張れGさん、フレーフレー」とエールを送る。こんな夢を見るなんて「脳が壊れてきている証拠なのかね?」。

 面白さの2つ目は、ウンチク。如意棒の流れでいえば、ハ・メ・マラ。年とともに衰える身体機能、つまり歯、目、魔羅のこと。

<魔羅は仏教用語で、修行をしている人の心を惑わし、妨害しようとする物。またはそうしようとした魔王の名前ってことらしいんですな。つまり、それが転じた隠語。やっぱ魔羅ってのは人の心を惑わすんですな>

 ってな具合で、常連客のウンチク話を聞いてる気分。「チューハイおかわりね」ってな感じになってくる。

 でもって3つ目は名言と面白エピソード。たとえば、「オヤジ連中よ、年に合わせるなよ。年に合わせれば年を食うってことを忘れるなよ。何も、こっちから老いに握手することはないんだから!」。

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