「大阪 地名の由来を歩く」 若一光司著

公開日: 更新日:

 わずか数文字の地名から、その土地の成り立ちや変化の過程、さらにはその土地での暮らしぶりなど、さまざまなことを推し量ることができるという著者による街ガイド。

 そもそも、古くからの呼称である難波から「大坂」、そして「大阪」へとなったのはなぜか。戦国時代、大坂は上町台地の北端を示す限定的な地名に過ぎなかったが、その地にあった石山本願寺の勢力拡大と共に広域地名化していった。そして「土に反る」が死を暗示するため「坂」から「阪」へと転じたという。その他、お馴染みの地名から「放出」など難読地名まで地名を読み解きながら大阪の名所・見所を歩く。(KKベストセラーズ 759円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    9日間の都議選で露呈した「国民民主党」「再生の道」の凋落ぶり…玉木vs石丸“代表負け比べ”の様相

  5. 5

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  1. 6

    野球少年らに言いたい。ノックよりもキャッチボールに時間をかけよう、指導者は怒り方も研究して欲しい

  2. 7

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    28時間で150回以上…トカラ列島で頻発する地震は「南海トラフ」「カルデラ噴火」の予兆か?

  5. 10

    自転車の歩道通行に反則金…安全運転ならセーフなの? それともアウト?