「首都大地震 揺れやすさマップ」目黒公郎監修

公開日: 更新日:

<土地の“生い立ち”を知れば、地震の際の危険度が分かる!>

 地震情報を見ていると、いつも周囲より揺れが強い地域があることに気づく。不思議に思えるが、国土地理院の土地情報や、昔の地図を見ることで、その理由はすぐに分かる。その成り立ちが海水面の低下でできた平坦地であったり、“新田”と名の付いていた湿地帯だった場合には、地盤が軟弱で揺れやすい性質を持っているのだ。

 目黒公郎監修「首都大地震 揺れやすさマップ」(旬報社 1800円)では、見開きページに、同じ場所の“現代地図”と“関東大震災前の地図”を掲載。色分けによって、土地の生い立ちや地震での揺れやすさなどを示している。

 例えば、スカイツリーの完成以降人気のスポットとなっている墨田区、江東区、江戸川区の一帯。実はこの地域、もともとは海水面の低下や河口の堆積作用で形成された平坦地。地盤は砂や粘土からなり、非常に軟弱であることが、関東大震災前の地図から分かる。現在では埋め立てて造成した盛り土地となっているが、地震の際はもっとも危険な、揺れやすさ「大」に評価されている。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 2

    高額療養費制度があるから医療保険はいらない? 病院の窓口業務を行う筆者が実際に骨折して感じたこと

  3. 3

    高市早苗氏に経歴詐称疑惑…事務所が認めた!「議会立法調査官」は“造語”だった

  4. 4

    高市首相の“恥”行動が海外に飛び火! 英タイムスがG7外交をディスり、英FTは国内財界との没交渉ぶりを暴露

  5. 5

    高市首相は筋金入りの嘘つき! 経歴詐称疑惑で米下院関係者が決定的証言「インターンだった」SNSで猛拡散

  1. 6

    バナナマン日村が体調不良で休養するまでの“暴食・連食デイズ”と妻・神田愛花「お腹いっぱい食べさせる」の献身愛

  2. 7

    「2世タレント」がまた! 俳優の村上虹郎が交際女性への壮絶DVで書類送検…父親は村上淳、母親は歌手UA

  3. 8

    西武選手の希望が木端微塵! 本拠地「完全ドーム化」は事実上不可能…根性頼みで過酷な夏へ

  4. 9

    歌手・小椋佳さん「たばこの煙が悩みを解いてくれた」…82歳の今も週1でコンサート

  5. 10

    『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』オールキャリアを代表する傑作のトリセツに注意セヨ