「首都大地震 揺れやすさマップ」目黒公郎監修

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<土地の“生い立ち”を知れば、地震の際の危険度が分かる!>

 地震情報を見ていると、いつも周囲より揺れが強い地域があることに気づく。不思議に思えるが、国土地理院の土地情報や、昔の地図を見ることで、その理由はすぐに分かる。その成り立ちが海水面の低下でできた平坦地であったり、“新田”と名の付いていた湿地帯だった場合には、地盤が軟弱で揺れやすい性質を持っているのだ。

 目黒公郎監修「首都大地震 揺れやすさマップ」(旬報社 1800円)では、見開きページに、同じ場所の“現代地図”と“関東大震災前の地図”を掲載。色分けによって、土地の生い立ちや地震での揺れやすさなどを示している。

 例えば、スカイツリーの完成以降人気のスポットとなっている墨田区、江東区、江戸川区の一帯。実はこの地域、もともとは海水面の低下や河口の堆積作用で形成された平坦地。地盤は砂や粘土からなり、非常に軟弱であることが、関東大震災前の地図から分かる。現在では埋め立てて造成した盛り土地となっているが、地震の際はもっとも危険な、揺れやすさ「大」に評価されている。

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