「消化力」西脇俊二著

公開日: 更新日:

 疲れが取れない、肩こりがひどい、うつ気味である……。このような症状の原因は「消化力」にあるかもしれないと本書。消化力が低下すると必要なホルモンが適切に作られず、自律神経のバランスが崩れて免疫力も弱まる。また、脳の神経伝達物質も十分に供給されず、集中力や思考力の低下を招く恐れもあるという。

 消化力を高める工夫は、朝目覚めた瞬間からできる。まずは布団に横になったままで両腕を上に垂直に突き出し、手を“グーパー”と繰り返し動かす。布団から出たら、昔懐かしい「乾布摩擦」もオススメだ。これらを行えば、全身の血流が良くなり自律神経も刺激され、消化力が高まる。

 白湯を飲む、ショウガを取る、断糖するなど、食事の工夫も紹介する。(ワニブックス 1100円+税)

【連載】気になる新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ