「たたかう植物」稲垣栄洋著

公開日: 更新日:

「弱肉強食」「適者生存」の自然界にあって、例外に見える植物たちも、実は激しい戦いを繰り広げているという。植物のそんな生き残り戦略に迫る面白テキスト。

 まずは植物同士のバトルを観戦。戦いの中でも、熾烈を極めるのは光を巡る競合だという。朝顔などのつる植物は、いち早く上へと伸び空間を占有するために茎を頑強にする分の成長エネルギーを伸長成長に使っているのだとか。戦いは地下でも起きている。植物は根からさまざまな化学物質を出し、周りの植物にダメージを与え撃退している。セイタカアワダチソウなどはその典型だそうだ。その他、昆虫や動物などの捕食者との戦いから病原菌との攻防まで。その驚くべき生き残り術に驚嘆。
(筑摩書房 760円+税)



【連載】新書あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「遅刻横行」「新入生は練習禁止」…かつての神村学園を変えた小田監督が語った指揮官の矜持

  2. 2

    侍ジャパンは2028年ロス五輪“出場”すら危うい現実 27年プレミア12が目先の焦点に

  3. 3

    相次ぐ海外勢欠場の幸運…日本勢は異例の“棚ボタ”メダルラッシュへ【25日開幕フィギュア世界選手権】

  4. 4

    「高市離れ」が参院自民と霞が関で急加速 11年ぶり暫定予算ドタバタ編成がダメ押しに

  5. 5

    松重豊「孤独のグルメ」続投の裏にある《諸事情》とは…63歳ゴローさんがやめられない理由

  1. 6

    前田敦子“アンダーヘア透け疑惑”写真集が絶好調! トップ張った元アイドルの生き様を女性が強く支持

  2. 7

    沖縄尚学の左腕・末吉良丞は日米争奪戦を呼ぶ「間違いなくドラ1候補」

  3. 8

    サヘル・ローズさん「憲法9条がある日本は世界に平和を訴える独自の役割がある」

  4. 9

    高市首相が画策「逃げ恥国会」は大失敗!予算年度内成立に暗雲、11年ぶりの暫定予算編成へ

  5. 10

    松重豊は福岡の人気私立「西南学院」から明大文学部に 学費の問題で日大芸術学部は断念