「パンデミック症候群」勝田吉彰著

公開日: 更新日:

 海を越えてやってくる感染症をはじめ、旅行や駐在先で注意が必要な現地の感染症など、海外の病気の基本知識と対処法を伝授するハンドブック。

 例えば西アフリカで1万人以上の犠牲者が出たあのエボラ出血熱。感染者と同じ飛行機に乗ったとしてもじかに接して体液が付着しなければ感染の可能性はないと冷静な行動を求める。一方で、回復した男性とのセックスで感染した例があり、まだ不明な点も多いと細心の注意を促す。

 その他、ウイルス性肝炎や、寄生虫など渡航先で注意しなければいけない病気、そしてそうした病気と隣り合わせで暮らすストレスによる海外生活でのメンタルヘルスまで。出国の前に一読をお勧め。(エネルギーフォーラム900円+税)



【連載】新書あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束