「大林宣彦の体験的仕事論」大林宣彦語り、中川右介構成

公開日: 更新日:

 77歳の今も第一線で活躍する映画監督に学ぶ実践的ビジネス指南書。

 映画会社に入社しなければ映画監督になれなかった時代。氏は、誰もまだやっていないものを撮ろうと8ミリカメラで映画を製作。それが、コマーシャルフィルムの監督、そして劇場用映画の監督の道を開いたという。そうした半生や映画製作の現場を紹介しながら、仕事に取り組む姿勢や考え方を語る。

 例えば、運動会を撮影するロケが雨になったら、普通は撮影を中止にするが、氏ならば誰にも「雨の運動会」の記憶があるはずと、撮影を決行するといい、トラブルが起きたときは「チャンスが来た」と思えと説く。さらに、多くのスタッフを束ねてきた経験から語るリーダーの法則など実践的ヒントが満載。

(PHP研究所 1000円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃