「動くものはすべて殺せ」ニック・タース著、布施由紀子訳

公開日: 更新日:

 1968年、米軍のミライ集落(ソンミ村)の虐殺事件は世界を震撼させた。カリー中尉は「動くものはすべて殺せ」と命じて、4時間で500人以上の村民を虐殺した。この事件を告発したベトナム帰還兵のライデナワーは「あれは作戦であって(カリー中尉の)特異な逸脱行為ではなかった」と言う。71年、ベトナム帰還兵マクダフが「ミライ事件を上回る蛮行が繰り返されている」とニクソン大統領に手紙を書いたが無視された。

 だが、2001年、大学院生タースはベトナム帰還兵のPTSDについて調べていたとき、米軍が民間人を大量虐殺したことを記載したベトナム戦争犯罪作業部会の記録書類に出合った。

 民間人大量殺戮を描くドキュメント。(みすず書房 3800円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡部建一家に海外逃亡計画 佐々木希が離婚を迷う2つの説

  2. 2

    “年の差婚”で武田真治は祝福され城島茂は…イマイチな理由

  3. 3

    木下優樹菜に第2、第3の男の影「急転引退」狙いと全舞台裏

  4. 4

    手越祐也の新居家賃200万円問題 ジャニーズ退所で楽勝か

  5. 5

    安倍首相の顔色に異変…髪乱れ生気なく党内に懸念広がる

  6. 6

    渡部と東出の不倫で好機 田辺誠一&大塚寧々夫婦株が急騰

  7. 7

    小池都知事“地元のお友達”豊島区優遇で新宿区長がブチ切れ

  8. 8

    実は交際4年?綾瀬はるか「私と結婚しなさい」発言の真意

  9. 9

    “ゴマカシ説明”連発の小池都知事が招く感染爆発と医療崩壊

  10. 10

    元ヤン木下優樹菜の更生を“全方位”で支える藤本の献身ぶり

もっと見る