「そこが知りたかった!『右翼』と『左翼』の謎」 鈴木邦男監修グループSKIT編著

公開日: 更新日:

 今さら人に聞けない右翼と左翼について、Q&A形式で学べる時事入門書。

 そもそも何で右翼と左翼と呼ばれるのか。実は起源はフランスで、革命の最中に開かれた国民議会で、議長席から見て右側を占めたのが旧体制を維持しようとする保守派で、左側に陣取ったのが旧体制の打破を目指す急進派だったことに由来するそうだ。

 一言でいうと今の政権より保守的な人たちが右翼で、今の政権より革新的な人たちが左翼。そうした基本中の基本から、右翼の街宣車はなぜ黒いのか、パトリオティズムとナショナリズムの違いとは何か、「ネトウヨ」に対する「ネトサヨ」という言葉を耳にしないのはなぜかなど。

 さまざまな疑問に答える一方、それぞれに関係する人物や事件も詳述。(PHP研究所620円+税)


【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"