「そこが知りたかった!『右翼』と『左翼』の謎」 鈴木邦男監修グループSKIT編著

公開日: 更新日:

 今さら人に聞けない右翼と左翼について、Q&A形式で学べる時事入門書。

 そもそも何で右翼と左翼と呼ばれるのか。実は起源はフランスで、革命の最中に開かれた国民議会で、議長席から見て右側を占めたのが旧体制を維持しようとする保守派で、左側に陣取ったのが旧体制の打破を目指す急進派だったことに由来するそうだ。

 一言でいうと今の政権より保守的な人たちが右翼で、今の政権より革新的な人たちが左翼。そうした基本中の基本から、右翼の街宣車はなぜ黒いのか、パトリオティズムとナショナリズムの違いとは何か、「ネトウヨ」に対する「ネトサヨ」という言葉を耳にしないのはなぜかなど。

 さまざまな疑問に答える一方、それぞれに関係する人物や事件も詳述。(PHP研究所620円+税)


【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも