• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

読む人を物語世界に誘う長編小説特集

「世にも奇妙な君物語」朝井リョウ著

 ページをめくれば、そこは現実の世界から微妙にズレている不安定な世界だったりする。ほんとはすごい小心者なのに、活字を追っているうちにいつしか犯罪者の心理にどっぷりつかってしまうこともある。物語を満喫できる新刊長編小説をご紹介。

 フリーライターの浩子は、酔いつぶれた店から真須美という女に、彼女の家に連れて行かれて介抱された。どうやらそこはシェアハウスらしい。なぜか真須美は同居人に、道端に倒れていた浩子を助けたと説明する。そこに住む4人の男女はみな経済的にも精神的にも自立していて、シェアハウスに住む必要などなさそうに見えた。ちょうどシェアハウスの特集を企画していた浩子は、引っ越しする由可里の代わりに入居することに。だが、ニュースの画面に由可里が映ったことに気がつく。ここの住人は一体……。(「シェアハウさない」)

 他に、リア充裁判でコミュニケーション障害と指摘された姉をもつ女性など、奇妙な人びとを描く短編5編。(講談社 1400円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    なぜ? 「大阪万博」スポンサーに米国カジノ企業が次々と

  2. 2

    安倍首相を守り栄転 太田理財局長は“論功行賞”で主計局長

  3. 3

    浮いた話もなし…波留の“私生活”がベールに包まれるナゾ

  4. 4

    野田聖子氏周辺に疑惑 仮想通貨「GACKTコイン」接点は?

  5. 5

    48歳・仙道敦子「この世界の片隅に」で女優復帰の舞台裏

  6. 6

    ユニクロの狙いは? フェデラーと“10年300億円契約”の意味

  7. 7

    90年代はやりたい放題だった…とんねるずへのノスタルジー

  8. 8

    安倍首相を悩ませる 金正恩の「拉致問題」への対応一変

  9. 9

    ZOZO騒がれた日の皮肉 老舗球団は新興勢力に5年で抜かれる

  10. 10

    乃木坂46白石麻衣 不可解なドタキャン騒動に大ブーイング

もっと見る