「ブルーアウト」鈴木光司著

公開日: 更新日:

 亡父が残した和歌山県串本町のダイビングショップで働く女性ダイバーの水輝は、ある日、トルコ人のギュスカンのガイドを務める。彼は、125年前に串本沖で沈没したトルコの軍艦エルトゥールル号遭難事故の生き残りの末裔だった。当時、沖合の大島に暮らしていた水輝の5代前の祖先は、トルコ人船員の救助に加わっており、2人の祖先が出会っている可能性は十分にあった。

 生存者の子孫として式典に参加するため来日したというギュスカンは、遭難海域の「船甲羅」でのダイビングを希望。バディとして同行した水輝が目を離した瞬間、海中でギュスカンの姿が消えてしまう。

 125年前の海難事故に着想を得て描かれた長編海洋小説。(小学館 1500円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が自衛隊派遣めぐり安倍側近と壮絶バトル→「クビ切り宣言」の恐るべき暴走ぶり “粛清連発”も画策か

  2. 2

    世界陸上マラソンで金メダル谷口浩美さんは年金もらい、炊事洗濯の私生活。通学路の旗振り当番も日課に

  3. 3

    九州国際大付野球部で暴力事件 楠城監督が日刊ゲンダイに明かした「不祥事」への言い分

  4. 4

    駐車トラブルの柏原崇 畑野浩子と離婚

  5. 5

    江角マキコさん「落書き騒動の真相」を初めて語る…人気YouTuberの配信に抗議

  1. 6

    クビになってからの逃避行 ミニカーファンの同志30人とエコノミーでドイツへ飛んだ

  2. 7

    元横綱照ノ富士「暴行事件」の一因に“大嫌いな白鵬” 2人の壮絶因縁に注目集まる

  3. 8

    石油備蓄に奇妙な“二重基準”…1日の消費量が日本政府は「176万バレル」で国際基準は「336万バレル」のナゼ

  4. 9

    レベルの低い“寄せ集め集団”を見渡し、失った自信を取り戻した感覚があった

  5. 10

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった