「ボス・イズ・バック」笹本稜平著

公開日: 更新日:

 おれは私立探偵。地元の名士の下ネタ探しなど、S市最大の暴力団・山藤組の下請けのような仕事で食っている。

 ところが、組長の山虎が突然、引退して堅気になると言いだした。組を解散して仏門に入るから、愛犬のベルちゃんを預かってほしいという。1カ月分の養育費が30万円だから悪くない。ところがその後、S市が宗教法人と共同で霊園をつくるという話が耳に入った。登記所で調べたら、2カ月前に山虎がつぶれかけた寺の宗教法人格を購入している。山虎は、市長と結託して堅気の商売をシノギにする気では?(「表題作」)

 食えない探偵が主人公のハードボイルド短編6編。(光文社 1500円+税)




最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(2)

  2. 2

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(1)

  3. 3

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  4. 4

    2026年は米価が値頃になるのか? 昨年末には最高値更新も業界には先安感漂う

  5. 5

    「日吉湯」は大満足のスーパー銭湯風銭湯 15台分の駐車場も完備

  1. 6

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(3)

  2. 7

    NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」への“期待と不安”…第1話を見た時代劇研究家が語る

  3. 8

    “脇役中の脇役”仲野太賀に秀吉を補佐する弟・秀長はまさにハマリ役 NHK大河「豊臣兄弟!」スタート

  4. 9

    青学大・原晋監督も警戒! 早大総長の「2億円の置き土産」は来年開花するか

  5. 10

    矢沢永吉と郷ひろみ…NHK紅白で浮き彫りになった“待遇格差”の現実 視聴率35%回復も問題山積