「独裁者の子どもたち」ジャン=クリストフ・ブリザール&クロード・ケテル著、清水珠代訳

公開日: 更新日:

 中国の初代主席だった毛沢東は自分の子どもにも厳しかった。すべての者は辛酸をなめ、試練に耐えて強くならなくてはいけないと言い、自分の家族は範を垂れるべきだと考えた。生きるためには1人200キロの穀物が必要なのに、自分の子どもには140キロでいいと公言した。最も可愛がられていた末娘の李訥でさえ、父と一緒の夕食のときに、コックに饅頭を作ってもらうというぜいたくをしたことを告白して自己批判しなければならなかった。

 スターリン、チャウシェスク、ムバラクなど恐怖で国を支配した独裁者の子どもが、過酷な運命の下でどのように生きてきたのかを描くノンフィクション。(原書房 2500円+税)


【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(2)

  2. 2

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(1)

  3. 3

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  4. 4

    2026年は米価が値頃になるのか? 昨年末には最高値更新も業界には先安感漂う

  5. 5

    「日吉湯」は大満足のスーパー銭湯風銭湯 15台分の駐車場も完備

  1. 6

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(3)

  2. 7

    NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」への“期待と不安”…第1話を見た時代劇研究家が語る

  3. 8

    “脇役中の脇役”仲野太賀に秀吉を補佐する弟・秀長はまさにハマリ役 NHK大河「豊臣兄弟!」スタート

  4. 9

    青学大・原晋監督も警戒! 早大総長の「2億円の置き土産」は来年開花するか

  5. 10

    矢沢永吉と郷ひろみ…NHK紅白で浮き彫りになった“待遇格差”の現実 視聴率35%回復も問題山積