「公方様のお通り抜け」西山ガラシャ著

公開日: 更新日:

 尾張徳川家の戸山下屋敷に出入りする大百姓・外村甚平は、屋敷奉行の拝郷弾蔵から大きな仕事を頼まれた。公方様が鷹狩りの帰りに屋敷に立ち寄るので、公方様を楽しませる庭を造ってほしいという。

 公方様の苦手なものを尋ねると、口うるさい松平越中守と言われ、それなら派手で華美なものが好みだろうと考えた。庭には昔造った小田原宿を模した町屋などがある。それらを利用して、お化け屋敷や鬼の洞窟、高貴な人が通るときだけ水が引く滝などを思いつく。ところが、リハーサルは失敗ばかり……。はたして公方様を喜ばせることはできるのか。

 大名庭園にテーマパークを造った男の活躍を描く時代小説。(日本経済新聞出版社 1500円+税)


【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2026夏の甲子園「優勝校はココだ!」 本紙と専門家が徹底予想、“対抗”含む5校を紹介

  2. 2

    高市首相の大誤算…30代女性の支持率ピークから40P減で「嫌われサナエは女性の敵」いよいよ鮮明

  3. 3

    板東英二さん死去…長嶋茂雄や野村克也も認めていたその功績と人柄、金銭トラブルの数々

  4. 4

    「キル・ビル」から20余年…栗山千明「晩酌の流儀」が“第2の「孤独のグルメ」”になりそうな充実ぶり

  5. 5

    有望高校生の「とりあえず進学」にプロ球団悲鳴 直メジャー、米国留学…選択肢が増え受難の時代へ

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    読売新聞の世論調査「皇室典範再び改正 愛子天皇を認めろ」に85%賛成の衝撃結果

  3. 8

    大関復帰の安青錦 “強行出場”の収穫と代償…「少なくとも夏巡業は厳しい」の見立ても

  4. 9

    趣里が裏切り不倫報道の夫・三山凌輝に三くだり半を突きつける“Xデー”…伊藤蘭と水谷豊もついに離婚要求か

  5. 10

    夏ドラマ軒並み低迷のフジが賭ける秋ドラマは目指す「イカゲーム」になれる? 主演は坂口健太郎