「菌世界紀行」星野保著

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 北大の大学院でカビなどの研究をしていた著者はアルバイト先の研究者に、研究に役に立つのではと雪腐病菌を教えられた。雪の下で踏んばっている植物に雪腐病をもたらすというマイナーな菌類だ。

 氷点下でも働く酵素をもっていることに興味をもった著者は、就職後、その研究に取り組むことに。ノルウェーの研究所に派遣されたとき、無人島で這いつくばって苔を探していたら、後ろで足音がする。ホッキョクグマか? 苔探しに夢中になっていたため、護身用のライフルは30メートルも向こうに置き忘れていた……。

 150年前は誰も知らなかった雪腐病菌の研究に取り組む著者の探検記。(岩波書店 1300円+税)


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