「空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?」高城剛著

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 最近、物議を醸しているドローンはビジネスの大きな可能性を秘めている。

 商品の宅配はもちろん、災害時の被害者の捜索、犯罪者の追跡などにも威力を発揮できる。まだ精度が低いため、着陸地点に1メートルくらい誤差があるが、ビルなどにセンサーを設置することで誤差を3センチ程度に縮小することができる。

 IT革命の次はロボティクス革命だといわれており、資金力と開発力、スピードがある中国企業が有利だが、モノづくりをアジアやメキシコに依存しているアメリカは不利だ。開発の黎明期には独裁体制のほうが有利なのだ。ロボティクス革命に乗り遅れないために日本がとるべき道を探る。(集英社 1400円+税)


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