「空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?」高城剛著

公開日: 更新日:

 最近、物議を醸しているドローンはビジネスの大きな可能性を秘めている。

 商品の宅配はもちろん、災害時の被害者の捜索、犯罪者の追跡などにも威力を発揮できる。まだ精度が低いため、着陸地点に1メートルくらい誤差があるが、ビルなどにセンサーを設置することで誤差を3センチ程度に縮小することができる。

 IT革命の次はロボティクス革命だといわれており、資金力と開発力、スピードがある中国企業が有利だが、モノづくりをアジアやメキシコに依存しているアメリカは不利だ。開発の黎明期には独裁体制のほうが有利なのだ。ロボティクス革命に乗り遅れないために日本がとるべき道を探る。(集英社 1400円+税)


【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    「聘珍樓」の3度目の倒産は“氷山の一角”か…格安店の乱立で高級中華が苦境に

  4. 4

    貴乃花の次女・白河れい「事務所退所」…“親の力を借りない”妹と長男・花田優一の現在地

  5. 5

    秋篠宮家の初孫、慶事なのに…眞子さんの出産をテレビ・新聞は当初スルー、宮内庁発表が遅れたミステリー

  1. 6

    「フラッと大阪万博」にトライ! 予約なし、行列を避けてどこまで楽しめるのか

  2. 7

    元横綱白鵬の「6.9暴露会見」に相撲協会戦々恐々…あることないこと含め、どんな爆弾発言飛び出すか

  3. 8

    ドジャース大谷がヤンキース現体制を粉々に…「やはり獲得すべきだった」批判再燃へ

  4. 9

    売れ過ぎちゃって困るわ!スバル新型フォレスターは歴代最速、発売1カ月で受注1万台超え

  5. 10

    パワハラ報道の橋本環奈"人気凋落"が春ドラマで鮮明に…一方で好感度上げたのは多部未華子