「村に火をつけ、白痴になれ」栗原康著

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 この本のタイトルは、野枝の2つの小説に由来する。「白痴の母」は障害者の息子を持つ母親が村の偏見と差別に押しつぶされて自殺する話。「火つけ彦七」は、被差別部落の青年が艱難辛苦の末に村に火を放つ話。異質なものを排除する社会を、あらゆる手をつくして壊せ。野枝の言葉は、今の閉塞的な社会に、まっすぐに向かってくる。(岩波書店 1800円)

【連載】人間が面白い

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