「『排便力』をつけて便秘を治す本」松生恒夫著

公開日: 更新日:

 厚労省の調査によると、日本で便秘に悩んでいる人は推計475万人。無自覚な人や隠している人を含めると、その数はさらに増えるとみられている。

 近年は、70歳以上の高齢者の便秘も急増しているという。

 排便が滞り、お腹が張ったり、ガスがたまったりするだけでもつらいが、放置しておくと、大腸がんのリスクがアップする。また、便秘によって腸内環境が悪化すると、免疫力が低下して、さまざまな病気にかかりやすくなる。

 そんな便秘を改善するために、薬に頼っている人も多いが、長期間にわたって服用していると本来の「排便力」が低下してしまうという。

 本書では、下剤の効果的な使用法に加え、薬に頼らずに排便力を取り戻す方法を紹介。「1日3食きちんと食べる」「就寝3時間前に食べ終える」といった食事のルールや、腸のぜん動運動を起こしやすくする「腹筋運動」、腸管運動を活発にする「腸もみ入浴」など、便秘を治すための方法が網羅されている。(光文社 640円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢