「スペース金融道」宮内悠介著

公開日: 更新日:

「二番街」は人類が最初に移住した太陽系外の惑星の通称だ。〈ぼく〉はここで、新生金融の債権回収担当者として仕事をしている。仕事だから、核融合炉内だろうと零下190度の惑星だろうと取り立てに行く。

 大手が相手にしないアンドロイドにも貸しているが、最近、変な事件があった。借金返済が不能になったアンドロイドが、別のアンドロイドを拉致して人格を転写し、元の体に入水自殺するようプログラムして証拠隠滅したのだ。しかも同じ手口の事件が、1年後に10光年以上離れた恒星系で起きている。模倣犯だとしたら、情報が光速を超えた速さで伝わったことになる。

 奇想天外なSFコメディー。(河出書房新社 1600円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    森保J次戦のスウェーデンを徹底予想! 相手FW陣迎える3バックは誰が? なでしこ初代監督が挙げるキーマン

  2. 2

    高市首相の「反社会性パーソナリティー」を精神科医が懸念…海外メディアもG7での“虚勢”をさらし上げ

  3. 3

    長尾謙杜は熱愛報道に謝罪も「問題児」扱いで“STARTO社出世レース”からドロップアウト

  4. 4

    “因縁”のネトフリが中継…大谷翔平が球宴ホームランダービー出場を躊躇する本当の理由

  5. 5

    三吉彩花が雰囲気激変! 背中の大胆な「一輪の花のタトゥー」披露の波紋と韓国進出

  1. 6

    ホラン千秋は都立国際高校→青学大英米文学科と順調に進学も、女優の夢に破れてキャスターで開花

  2. 7

    佐々木麟太郎をMLBドラフト大改革が直撃…スタンフォード大残留なら契約金大幅減も

  3. 8

    ロッキーズ菅野智之にトレード浮上! Dバックス、パドレス入りで打倒ドジャースの急先鋒になるか

  4. 9

    古賀千景議員の「自衛隊」発言はそんなに的ハズレか? 得したのは“怒ってみせた”進次郎防衛相だけ

  5. 10

    日本代表のW杯快進撃のウラにFW堂安律の大変身!「オレがオレが」を変えた森保監督の一喝