「〈ふつう〉から遠くはなれて」中島義道著

公開日:

 著者は20歳のとき、華厳の滝から飛び降りる覚悟で「哲学」を選んだ。その後、17年間「人生の荒波」に揉まれつづけ、最近、ニーチェの「延命愛」という思想を了解しはじめた。それは「何ごとも起こったことを肯定せよ。一度起こったことはそれを永遠回繰り返すことを肯定せよ」、つまり、自分に起こったこと全てを「私の意志がもたらしたもの」と捉えなおすことだ。他人に嫌われても、孤独とは課せられたものではなく、自分が選びとったものと考える。こうした価値転換の技術を身につければ、人は安全で、自由なのだ。

 人生の捉え方を変えてくれる名言集。(青春出版社 1300円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「誰のおかげで飯食ってんだよ」同年代アイドルの怒声に…

  2. 2

    前のめり安倍首相に露が食わす「条文作成」の毒まんじゅう

  3. 3

    CM中止で加速…NGT48イジメの構図と暴行事件の“犯人”探し

  4. 4

    仏捜査のJOC会長の長男 竹田恒泰氏“父擁護”のトンデモ発言

  5. 5

    引退の稀勢の里を支える“太いタニマチ”と6000万円の退職金

  6. 6

    安倍首相の「フェイク発言」を追及しない本土のマスコミ

  7. 7

    「史上最弱横綱」稀勢の里を生んだ“機能不全”横審の大罪

  8. 8

    NGT48メンバーは自宅に男が 地方アイドルが苦しむジレンマ

  9. 9

    社員に聞いた 深田恭子を射止めた41歳スゴ腕経営者の評判

  10. 10

    今度は連ドラ初出演…田中みな実“媚びた笑顔”に隠れた野心

もっと見る