「日本一の女」斉木香津著

公開日:

 菜穂子は、曾祖母サダの三十三回忌のために、大分の実家に帰省。曾祖母が死んだ翌日に生まれた菜穂子は、自分はサダの生まれ変わりだと感じていたが、そう言うと両親や祖父母は、必ず嫌な顔をした。

 サダは家族の嫌われ者だったのだ。菜穂子は、生前のサダを知る菩提寺の先代住職から、誰も教えてくれなかった彼女の人生について話を聞くことに。臼杵の裕福な穀物商の長女に生まれたサダは、秀吉似のサル顔と歯に衣を着せぬ物言いで疎まれ、遠くの百姓家に嫁に出される。しかし、持ち前の頭の良さで実家から資金を引き出し、精米所を設立。家業を継いだ兄や良家に嫁いだ妹に負けじと働き、男の子ばかり9人を産み育てたという。女太閤と呼ばれたサダの人生を描く一代記。

(小学館 600円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    また仰天答弁…桜田五輪相は地元も見放した“柏の出川哲朗”

  2. 2

    片山大臣が一転弱気 カレンダー疑惑“証人続々”に戦々恐々

  3. 3

    オークラを提訴 久兵衛に危惧されるホテル業界の総スカン

  4. 4

    BTSと東方神起は紅白落選…TWICEだけが残ったワケ

  5. 5

    毒づきがアダに…和田アキ子"平成ラスト紅白"落選は当然か

  6. 6

    “原爆Tシャツ”波紋のBTS 「紅白落選」の影響と隠れた本音

  7. 7

    原爆Tシャツ、ナチス帽…「BTS」日本への“本格進出”は白紙

  8. 8

    平成最後の紅白は迷走…“目玉なし”で視聴率最低の大ピンチ

  9. 9

    新人王でも来季は年俸7500万円 大谷の「大型契約」はいつ?

  10. 10

    東電に8兆円超も税金投入…政府や電力会社がおかしい!

もっと見る