「今日すべきことを精一杯!」日野原重明著

公開日: 更新日:

 105歳を迎えた著者が、78歳のときに記した著作の新装版。53年に及ぶ医師としての人生を振り返りながら、「患者中心のあるべき医療の姿」を考察したエッセー集。

「「3つのV(Vision、Venture、victory)――ビジョンを描き、果敢に挑戦することによって、勝利への道が開かれる」を胸に生きることを教えてくれた牧師の父や、医学を志すきっかけとなった母の思い出。初めて担当した若い女性患者をみとって抱いた医師の仕事への疑問、米国留学中に患者と医師が対等であることを身をもって教えてくれた恩師、そして、自らの老いとの向き合い方など。

 常に患者のために、そして医療の未来のために尽くしてきたその生き方に学ぶ。(ポプラ社 800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞