「芸者でGO!」山本幸久著

公開日: 更新日:

 大学受験の失敗と失恋が重なった晴子は、女を磨こうと芸者になる。それから1年、弐々の名でお座敷に出る晴子は、今日は元看護師の茂蘭姐さんらとバスツアーの宴席に呼ばれる。バスガイドのいとこ・秀子が持ち込んできた仕事だ。女将の計らいで三味線と歌を任された晴子は、本番前に芸に厳しい茂蘭から練習ぶりを褒められ、うれしい。しかし、いざ客を前にすると今までになく緊張してしまう。さらに、年寄りばかりのツアー客の中に、なぜか元恋人の姿があった。(「よりを戻して」)

 八王子の置き屋「夢民」に在籍する5人の個性豊かな芸者たちを主人公にした連作小説集。(実業之日本社 667円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  1. 6

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  2. 7

    投手大谷の「オープナー起用」は逆効果…ド軍ブルペンの負担は軽減どころか増す一方

  3. 8

    "花田家と再婚"は幸せになれる? 元テレ東・福田典子アナに花田優一との熱愛報道も…恋多き一族の因縁

  4. 9

    ソシエダ久保建英にポルトガル名門への移籍報道…“あり得ない振る舞い”に欧州ザワつく

  5. 10

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”