「アリ対猪木」ジョシュ・グロス著、棚橋志行訳、柳澤健監訳

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 アントニオ猪木との異種格闘技戦が決まったとき、アリは言った。

「前々から俺はレスラーと戦ってみたかった。一発パンチを当てればそれで終わりだ」

 70年代のアメリカではマルチジャンルのスポーツ選手を対決させるリアリティーショーがはやっていたが、アリはショーを見せるのではなく、自分が史上最強のファイターだと証明したかったのだ。猪木は試合開始後すぐ、アリのパンチを避けるためにリングにあおむけになり、足払いと脚への蹴りという作戦を取った。15ラウンドを終えたとき、アリの有意の打撃は6度で一度もパワーパンチを打たなかったが、猪木の攻撃は78度アリをとらえた。歴史的一戦の真実に迫るノンフィクション。(亜紀書房 1800円+税)

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