東北福祉大164キロ右腕・堀越啓太めぐり日米争奪戦へ…仙台まで何度も足を運んだメジャー球団も
神宮球場のネット裏にはメッツ、カブス、ブルージェイズ、パイレーツなどのスカウトの姿があった。
164キロの速球を投げると評判の右腕・堀越啓太(東北福祉大、184センチ、95キロ=写真)が、12日の大学選手権2回戦(対東日本国際大)に先発したからだ。
6回を投げて5安打無失点、10奪三振、3四死球。ストレートはコンスタントに150キロ台をマークした。
「ストレートが速いのは大きな武器だし、ポテンシャルは高い。ただ、コントロールが悪い。テイクバックが大きく、下半身に粘りがないから、リリースポイントが安定しない。これが改善されるようなら面白い。素材はいいわけだから」とはネット裏のセ・リーグのスカウトだ。
メジャー球団が評価しているのも素材か。
ア・リーグのある球団のスカウトは堀越のピッチングをチェックするため、すでに2回も3回も大学のある仙台まで足を運んでいるという。堀越の今後の投球次第で、日米の争奪戦が展開されるかもしれない。