いい男の条件は金でも見た目でもなく「オーラ」だ

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 世の中には、“なのに男”なる生き物が大勢いる。「見た目はイマイチなのにカッコいい」「学歴は普通なのに知性が感じられる」「年収が高いわけではないのにリッチに見える」など。これらの男たちに共通するのは、「オーラがある」ということだ。

 一方、“逆なのに男”も存在する。金持ち、イケメン、高学歴などの好条件があるのに、オーラがないばかりに魅力が半減し、何だかウザい……というタイプだ。

 潮凪洋介著「『男のオーラ』のつくり方」(宝島社 1300円+税)では、著者が出会ってきたオーラのある男たちを分析し、心構えや恋愛術などのカテゴリー別にオーラのある男になるための実践テクを伝授していく。

 仕事の質を上げるため、部下のミスや瑕疵をチェックして120%を目指すのが管理職の務めだ。しかし、このチェック癖をプライベートにまで発揮するのはよくない。ここがダメ、あそこをやり直しなど細かいことを言う男は、魅力株を急降下させオーラも色あせる。

 そこで、仕事と切り離された時間ではポジティブワードを使うことを心がけたい。例えば、相手が妻や友人など親しい場合ほど、的外れな意見を言われると真っ向から否定したくなるが、ここはグッと我慢し、「創造的だね」などポジティブな感想を伝える。その上で「でもね……」と続ければ、相手に対して否定した痕跡を残さずに済む。“受け入れられた”とすら感じさせることにもなり、あなたの懐の深いオーラがビシバシ伝わるはずだ。

 女性にモテようとして媚びる男には、一生オーラをまとうことはできない。それでは、どんな立ち居振る舞いがベストなのか。まず、“ありのままの自分をどうぞ”というぐらいの居直った状態で女性と接すること。堂々としていた方が、良いオーラが出るものだ。しかし、女性に対して無関心ではいけない。「髪切ったの? 似合ってるね」「そのピアス、すてきだね」など、女性の変化を敏感に察知してさりげなく褒めてみよう。男は女性を褒めることで一種の発情状態になり、艶やかなオーラが放たれるものだ。

 本書には152のテクが掲載されている。1日ひとつずつ実践し、オーラ漂う「いい男」を目指してみては。

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