「大人の道徳 西洋近代思想を問い直す」古川雄嗣著

公開日: 更新日:

 2018年度から「道徳」が小中学校の「教科」になった。小学校では国語・算数・理科・社会を学ぶが、それは、学校では物事を論理的、合理的、科学的に考える訓練をさせなければいけないからだ。最も論理的で合理的なのが数学だが、人間の言葉で物事を論理的に考える訓練をするのが国語である。

「道徳」も同じで、これまで伝統的に「正しい」と信じられてきた「宗教的な価値観」や「慣習的な規範」に従うのではなく、「合理的」な道徳を学ばなくてはいけないのだ。実は自分の「やりたいこと」に逆らって「やるべきこと」をやるのが人間の「自由」なのだ。

「道徳」をゼロから考えるための一冊。

(東洋経済新報社 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”

  4. 4

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  5. 5

    ホルムズ海峡封鎖で習近平指導部が高笑い 中国の石油備蓄量は日本の5倍超、いまだ一滴も放出せず

  1. 6

    高市首相「イヤイヤ集中審議」の一部始終…収まらないイライラ、官邸崩壊もチラつき深まる孤立

  2. 7

    田尾監督には感謝しかない 電撃解任の際は一緒に辞めるつもりだったけど…

  3. 8

    故・中山美穂さんの遺産めぐる「相続トラブル」報道の実相…ひとり息子の相続放棄で、確執の実母に権利移行か

  4. 9

    ボクシング元世界王者・内藤大助さんは昨年ジム開設「ジィちゃんバァちゃんも大歓迎」

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希がまたも背信投球…指揮官まで「物足りなさ」指摘でローテ降格カウントダウン