「大人の道徳 西洋近代思想を問い直す」古川雄嗣著

公開日: 更新日:

 2018年度から「道徳」が小中学校の「教科」になった。小学校では国語・算数・理科・社会を学ぶが、それは、学校では物事を論理的、合理的、科学的に考える訓練をさせなければいけないからだ。最も論理的で合理的なのが数学だが、人間の言葉で物事を論理的に考える訓練をするのが国語である。

「道徳」も同じで、これまで伝統的に「正しい」と信じられてきた「宗教的な価値観」や「慣習的な規範」に従うのではなく、「合理的」な道徳を学ばなくてはいけないのだ。実は自分の「やりたいこと」に逆らって「やるべきこと」をやるのが人間の「自由」なのだ。

「道徳」をゼロから考えるための一冊。

(東洋経済新報社 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  2. 2

    新庄監督の“再就職先”に挙がるまさかの球団 采配に賛否もチームのテコ入れ役にうってつけ

  3. 3

    欧州初の日本人指揮官誕生へ 森保一監督の“再就職先”は「ベルギー1部の日系クラブ」一択か

  4. 4

    中村倫也が「風、薫る」に大貢献…妻・水卜麻美アナとの「ずっと仲良く」「にこやかな」近況

  5. 5

    「恩人だけど、嫌いな人の代表」亡くなった板東英二さんが複雑な感情を抱いたプロデューサーの名前

  1. 6

    神戸への“聖地帰還”めぐり騒然…山口組・司組長「7年ぶりの里帰り」は実現するか

  2. 7

    松本若菜「ジュラシック・ワールド」吹き替え《棒読み》論争再燃…暗雲漂う主演ドラマに新たな逆風

  3. 8

    高市首相のあいさつはコピペ率85%…「広島への思い」石破前首相・愛子内親王とは絶望的格差

  4. 9

    高市官邸「被災地利用PV」が首相の命取りに? 安倍元首相“コロナおこもり動画”の二の舞を自民党が危惧

  5. 10

    日本ハム大ショック! “見限った”上沢直之が天敵に、呼び戻した有原航平が足枷となる皮肉