「日本型組織の病を考える」村木厚子著

公開日: 更新日:

 著者は09年、大阪地検特捜部による冤罪事件で半年近くの勾留生活を強いられた元厚労省官僚。事件では、検事によるでたらめな調書作成や証拠の改ざんなどが明らかになり、後の司法制度改革につながった。そんな当時の生々しい体験や、自らの公務員人生を振り返り、不祥事を繰り返す日本型組織の病理の本質を解き明かす。

 財務省による決裁文書の改ざんやセクハラ事件、日大アメフト事件などを例に、「間違いを認めない」「プライドが高い」「外との交流が少なく、同質性が極めて高い」など、不祥事を起こす組織の共通点を指摘し、その解決策を説く。さらに、公務員時代に取り組んだ課題や、退官後に始めた女性支援活動などを語りながら、村木流世直しの取り組み方を公開。

(KADOKAWA 840円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    箱根駅伝中継所ドクターは全員が順大医学部OB…なぜか協力しない大学がウジャウジャ

  2. 2

    青学大駅伝選手 皆渡星七さんの命を奪った「悪性リンパ腫」とはどんな病なのか?

  3. 3

    統一教会「自民290議員支援」で黒い癒着再燃!ゴマかす高市首相をも直撃する韓国発の“紙爆弾”

  4. 4

    「インチキ男 ジャンボ尾崎 世界の笑い物」マスターズで不正しても予選落ち(1994年)

  5. 5

    萬福(神奈川・横浜)異彩を放つカレー焼麺。常連の要望を形にした強めのとろみ

  1. 6

    浜辺美波 永瀬廉との“お泊りデート”報道追い風にCM契約アップ

  2. 7

    神田沙也加さん「自裁」の動機と遺書…恋人との確執、愛犬の死、母との断絶

  3. 8

    長澤まさみ「結婚しない女優」説を覆したサプライズ婚の舞台裏… 福永壮志監督と結びつけたのは?

  4. 9

    スライム乳の小向美奈子はストリッパー歴12年 逮捕3回経て

  5. 10

    悠仁さま初の新年一般参賀 20年後「隣に立つ皇族」は誰か? 皇室に訪れる晩婚・少子化の波