「アメリカ本土を爆撃した男」倉田耕一著

公開日: 更新日:

 太平洋戦争中、アメリカへの爆撃を史上初めて成功させた海軍パイロット・藤田信雄氏の評伝。

 昭和17年4月、米軍が日本本土を爆撃。翌日、高松宮殿下も臨席した会議で、米本土空襲が話し合われる。しかし、航空母艦の使用は難しく、潜水艦からのカタパルト射出飛行による攻撃しか方法はない。前代未聞のこの作戦を唯一、敢行できる操縦術を持っていたのが藤田氏だった。8月15日、藤田氏を乗せた帝国海軍潜水艦伊号25は、アメリカに向けて横須賀港を出港する。その爆撃作戦の詳細から、20年後に始まった爆撃地オレゴン州ブルッキングス市との交流、そして事業に失敗して無一文から出直した晩年まで。歴史に埋もれた軍人の波乱の人生を描き出す。

 (毎日ワンズ 900円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?