「いきぢごく」宇佐美まこと著

公開日: 更新日:

 友人と旅行代理店を経営している42歳の鞠子には、部下で11歳年下の南雲紘太という恋人がいる。紘太がライブバーでピアノを弾いたとき、鍵盤の上で優雅に動く指を見て、あの指で触れられたいと思ったのだ。だが、紘太の若さに付き合うことに疲れた鞠子は別れようとするが、絶望した紘太はマンションの屋上から飛び降りる。

 実は鞠子は姉の夫、幹久に恋していて、一度、過ちを犯したことがあった。

 二度と姉を裏切りたくないと思っていたのに、海外で暮らしていた姉夫婦が帰国し、ある夜、幹久が訪ねてくる。そして、最後に鞠子が知った真実とは……。

 父の書斎で見つけた遍路日記の女の不倫と自分の邪恋を重ね、恋の罠に落ちて懊悩(おうのう)する女を描く。

(角川春樹事務所 1600円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  3. 3

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  4. 4

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 5

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  1. 6

    巨人ドラ1岡本和真 本塁打1本「小遣い1万円」に祖父母悲鳴

  2. 7

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  3. 8

    辰己涼介は楽天残留が濃厚 ソフトバンク東浜巨らFA行使“残り物”たちの気になる行方

  4. 9

    新大関・安青錦に追い風? 八角理事長が看破した横綱・大の里「左肩回復遅れ」

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真に「村上宗隆の2倍」の値段がついたカラクリ