「明るい夜に出かけて」佐藤多佳子著

公開日: 更新日:

 大学を休学した富山は、実家を出て、深夜のコンビニでアルバイトをしながら、金沢八景のアパートで一人暮らしを始める。他人に体を触られると拒否反応を示してしまう「接触恐怖症」の富山はある夜、常連の女性客を突き飛ばしてしまうが、先輩バイトの鹿沢のフォローで事なきを得る。

 そんな中、小学生から深夜放送のヘビーリスナーだった富山は、挙動不審な客の女子高生・愛が、大好きなラジオ番組にセンスの良い投稿を続けている「ハガキ職人」だと知る。愛は富山もリスナーだと知り、深夜に店に現れては何かと話しかけてくる。ある「事件」で心に深い傷を負う富山が、ラジオと鹿沢や愛らとの交流を通じて癒やされていく青春小説。山本周五郎賞受賞作。

(新潮社 670円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    矢沢永吉と郷ひろみ…NHK紅白で浮き彫りになった“待遇格差”の現実 視聴率35%回復も問題山積

  2. 2

    松任谷由実1989年の"稼ぎ"は1人でホリプロ&イザワオフィスを凌駕していた!紅白“特別企画”枠で出場

  3. 3

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(2)

  4. 4

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(3)

  5. 5

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(1)

  1. 6

    水森かおりが振り返る一番の窮地 デビュー3年目で宣告された「結果が出なかったら来年の契約はない」

  2. 7

    箱根駅伝中継所ドクターは全員が順大医学部OB…なぜか協力しない大学がウジャウジャ

  3. 8

    青学大駅伝選手 皆渡星七さんの命を奪った「悪性リンパ腫」とはどんな病なのか?

  4. 9

    2026年は米価が値頃になるのか? 昨年末には最高値更新も業界には先安感漂う

  5. 10

    有吉弘行が紅白リハーサルでけん玉失敗…「もう年なのか眠りが浅いんで、夢の中で生きてます」