「『昭和42年』生まれの逆襲」内池久貴著

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 著者が生まれた昭和42年は「ウルトラセブン」と「あしたのジョー」が生まれた年だ。同年生まれのサッカー選手、中山雅史は泥くさいプレーが特徴。たまたまゴール前にいたら転がってきたボールを蹴って得点したら「ごっつあんゴール」だが、選手がゴール前に絶えず行き続けていたら、「偶然」のゴールではなく「必然」のゴールになる。その「必然」を生み続けることが自分の役割だと言う。

 同い年で、18歳で「スケバン刑事」でデビューしたのが南野陽子。デビュー時は水着姿の撮影はいやだと言っていたが、24歳で映画「寒椿」のヒロインを務めたときは、ヌードを披露した。「微乳」だったが、本人は、不幸な役どころなので、はかなげな感じが出ていいと思うと答えた。他に、清原和博、本田美奈子ら、著者の同級生へのオマージュ。

 (言視舎 1600円+税)

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