「『昭和42年』生まれの逆襲」内池久貴著

公開日: 更新日:

 著者が生まれた昭和42年は「ウルトラセブン」と「あしたのジョー」が生まれた年だ。同年生まれのサッカー選手、中山雅史は泥くさいプレーが特徴。たまたまゴール前にいたら転がってきたボールを蹴って得点したら「ごっつあんゴール」だが、選手がゴール前に絶えず行き続けていたら、「偶然」のゴールではなく「必然」のゴールになる。その「必然」を生み続けることが自分の役割だと言う。

 同い年で、18歳で「スケバン刑事」でデビューしたのが南野陽子。デビュー時は水着姿の撮影はいやだと言っていたが、24歳で映画「寒椿」のヒロインを務めたときは、ヌードを披露した。「微乳」だったが、本人は、不幸な役どころなので、はかなげな感じが出ていいと思うと答えた。他に、清原和博、本田美奈子ら、著者の同級生へのオマージュ。

 (言視舎 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態