「関ヶ原合戦は『作り話』だったのか」渡邊大門著

公開日: 更新日:

 家康が幕藩体制を築く端緒となった関ケ原合戦は、歴史の重要なターニングポイントであった。しかし、合戦が膠着状態に陥った際に家康が小早川秀秋が陣を置く松尾山に向けて鉄砲を撃たせ攻撃への参加を促したなどのエピソードは、後に小説などで広まったもので、史実とは異なる。本書は、一次史料をもとに関ケ原合戦を改めて検証した歴史テキスト。

 秀吉が後事を託した五大老と五奉行。歴史辞典などでは五大老が格上だったように伝えられているが、実際はほぼ同格だったという。以後、石田三成襲撃事件や家康暗殺計画など、関ケ原にいたるまでの政治状況や、大名たちの思惑と攻防、そして合戦の詳細まで。最新の研究をもとにその真実を描き出す。

 (PHP研究所 900円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    箱根駅伝中継所ドクターは全員が順大医学部OB…なぜか協力しない大学がウジャウジャ

  2. 2

    青学大駅伝選手 皆渡星七さんの命を奪った「悪性リンパ腫」とはどんな病なのか?

  3. 3

    統一教会「自民290議員支援」で黒い癒着再燃!ゴマかす高市首相をも直撃する韓国発の“紙爆弾”

  4. 4

    「インチキ男 ジャンボ尾崎 世界の笑い物」マスターズで不正しても予選落ち(1994年)

  5. 5

    萬福(神奈川・横浜)異彩を放つカレー焼麺。常連の要望を形にした強めのとろみ

  1. 6

    浜辺美波 永瀬廉との“お泊りデート”報道追い風にCM契約アップ

  2. 7

    神田沙也加さん「自裁」の動機と遺書…恋人との確執、愛犬の死、母との断絶

  3. 8

    長澤まさみ「結婚しない女優」説を覆したサプライズ婚の舞台裏… 福永壮志監督と結びつけたのは?

  4. 9

    スライム乳の小向美奈子はストリッパー歴12年 逮捕3回経て

  5. 10

    悠仁さま初の新年一般参賀 20年後「隣に立つ皇族」は誰か? 皇室に訪れる晩婚・少子化の波