公開日: 更新日:

「検索から生成へ」清水亮著

「検索から生成へ」清水亮著

 生成AI関連で立て続けに著作を出版している著者。いままでのネット時代は“グーグル先生”に何でも尋ねる検索の時代だったが、パソコンにまでチャットGPTなどの生成AIが実装される時代になると、より自然な対話型の情報提供がなされるようになる。これが本書のいう「第4次AIブーム」の現在だ。

 第3次のブームも今と同じ深層学習が主体だったが、これまでは分類・認識など単機能だったのに対して、第4次では文章、会話、画像などを自由に扱うことで、情報のデータ量は数億倍にまで膨れ上がっているという。それが量販店で買ってきた普通のパソコンで可能になっているというのだから、なるほど革命的な変化になるかもという期待が高まるわけだ。

 本書は初歩的なレベルから生成AIを理解できるように、AIが何をどのように学習するのかをわかりやすい図で示すなど、さまざまな工夫がなされている。また、生成AIの時代に起こるだろう倫理的な問題や法律面での可能性などもひとわたり網羅され、「天才プログラマー/スーパークリエータ」の称号を持つ著者の知識をわかりやすく紹介してくれる。 (エムディエヌコーポレーション 1650円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る