(2)蓮の花を髣髴とさせる荷葉の香り
「お父つぁん、失礼します」
おみつが部屋へ入った時、病身の父、香四郎は横になっていた。すぐに庄吉が店を去る話をするのかと思いきや、父は「荷葉を薫いてくれるか」と静かに告げるのみだった。
父の部屋にも、香炉や炭、一通りの練り香が用意されている。荷葉とは「六種の薫物」…
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